サンドリームファミリー通信 2021年6月20日号
雨に濡れたトマトが、しばしの日差しに美しく光ります。
天候が不安定なこの時期は、
もともと持っていた症状が天気に影響されて悪化したりするため、
頭痛・肩こり・首痛・腰痛・眠気・気分の落ち込み・・
いわゆる「天気痛」に悩まされている方が多いようです。
このごろテレビでもよく耳にしますね。
今回は、その原因とすぐできる対策をまとめました。
天気痛のメカニズムを知ろう
◆天気痛のメカニズム(薬をやめると健康になる 石川善光著より)
曇りや雨になるのは、低気圧が張り出してくるためです。
低気圧は酸素が少なくなるので、体内に入る酸素の量も減ります。
すると、自律神経の休息をつかさどる副交感神経が優位になり、リラックスします。
リラックスというと聞こえは良いのですが、
それが過剰になると気だるさや頭痛などが起こり、やる気が出なくなったりするのです。
日常的に交感神経が緊張していればいるほど、それを回復させるための反応が大きく出ます。
その過剰反応によって血液の循環が一気に押し寄せ、頭痛や神経痛が起きるのです。
そのほか肩こり・首痛・腰痛・更年期障害の悪化など個人差があり、多岐にわたります。
◆ではどうしたらいい?
自律神経を整えることが大切です。
自律神経は自分ではコントロールできませんが、
ふだんの暮らし方を見直すことで少しずつ改善していきます。
たとえば、ゆっくりよく噛んでお食事すること、ぬるめのお風呂に入ること、
体をほぐしてあげること、起床・就寝時間を一定にすること。
昼はアクティブ、夜はゆったり。
また気圧センサーのある耳のマッサージや蒸しタオルで温めることも効果的ですよ。
◆天気痛の人が不足しがちな栄養素
身体の調子をととのえてくれるビタミン・ミネラル
【ビタミンB群】豚肉・うなぎ・枝豆など…
【亜鉛】ホタテ・さば・抹茶など…
【マグネシウム】あおさ・ひじき・木綿豆腐・玄米ごはんなど…
【鉄】豚レバー・あさり・小松菜など…