サンドリームファミリー通信 2021年5月20日号
例年より3週間も早く梅雨に入りましたね。
冬物の衣類の片付けや掃除など、梅雨入り前にと思っていたのに残念、
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
予定通りにいかないことって結構あるものです。
そんな時、臨機応変に対応できることは、
人生を平和に生きる上で重要なことかもしれません。
そのベースになるのは心とからだの健康。
体調がベストでないと頭の回転も鈍り、からだも思うようには動いてくれません。
ということで、今回は頭とからだの健康のかなめ
「核酸」の働きについてお伝えしたいと思います。
「核酸」って?
▼京都大学工学博士 松永政司先生のお話から抜粋
50歳なのに60歳くらいに老けて見える人が、充分な「核酸」を食べたところ、年齢相応に見られるようになったり、年相応にみられていた人が、
核酸を食べて10歳も若く見られるようになる例がよくあります。
人間は60兆個の細胞からできていて、その一個一個の細胞の中心には細胞核があります。
その細胞核の中に含まれている酸性物質が発見され「核酸」と名づけられました。
核酸にはDNA(デオキシリボ核酸)とRNA (リボ核酸)と二種類あります。
DNAは遺伝をつかさどる遺伝子の本体で、
RNAはその情報を受け取ってその人に必要なたんぱく質を合成します。
要するにこれが人体の設計図となっているわけですが、
この設計図は別の意味でも脚光を浴びています。
というのはガンをはじめとするさまざまな成人病も、結局のところ、
遺伝子DNAが損傷を受けることによって起こることがはっきりしてきたからです。
つまり、体を作っている設計図であるDNAに傷ができるために
間違ったたんぱく質が作られていき、
その設計図の間違った場所や組織によって、
ガン・糖尿病・ボケなど様々な病気が起こり、老化も進むのです。
遺伝子DNAは絶えず傷つけられています。
そして、ある程度傷つくと細胞は自殺しその分新陳代謝(ここでは細胞分裂)によって
新しい細胞を作り出します。また損傷が少ない場合には修復を行います。
この新陳代謝や修復をするために必要なのが「核酸」なのです。
したがってイワシやノリ、サケの白子、ハマグリといった
核酸をたくさん含んだ食品を積極的に食べると体内の予備核酸が増え、
新陳代謝を活発にして傷ついた遺伝子の修復能力を高め、
遺伝子の間違いを防ぎ、成人病や老化を抑えるのです。
また遺伝子DNAを傷つけるものは何か、というと
さまざまな原因で生じてくる活性酸素※ですが、
この活性酸素を除去するためにも「核酸」は必要ですから
「核酸」を積極的にとることが大切なのです。
※紫外線・放射線・感染症・大気汚染・食品添加物・薬・アルコール・たばこ・肥満・炎症・傷・ストレスなど